不動産を相続した場合など、不動産の共有状態が生じることがありますが、共有不動産については、賃料等の収益分配、管理費用等の経費分担、管理方法など様々な点で共有者間にトラブルが生じる要因が存在します。
このようなトラブルについて協議が整わない場合、共有関係を解消することが選択肢となりますが、共有物の分割方法についても争いが生じることが多いです。
また、2023年4月1日施行の民法改正により、共有物の利用促進及び共有関係の解消促進を目的とした法改正がなされています。
以下では、2023年4月の民法改正を踏まえて、共有不動産に関するルール、共有関係を解消するための共有物分割の方法等について、解説いたします。
不動産・建設法務